クロルプロマジン VS セレギリン

クロルプロマジンChlorpromazine(コントミン)

定型抗精神病薬
クロルプロマジンは世界初の抗精神病薬であり、すべての精神科領域薬剤の元祖

効能効果
統合失調症、躁病、神経症における不安・緊張・抑うつ、悪心嘔吐、吃逆、破傷風に伴う痙攣、麻酔前投薬、人工冬眠、催眠鎮静鎮痛剤の効力増強

用法用量
クロルプロマジン塩酸塩として、通常成人1日30〜100mgを分割経口投与する。精神科領域において用いる場合には、通常1日50〜450mgを分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

セレギリン selegiline(=L-デプレニル deprenyl)(エフピー®)

ドーパミン分解抑制薬
ドーパミン分解酵素であるMAO-B(モノアミン酸化酵素B)の働きを抑え、ドーパミンの作用時間を長くする。パーキンソン病治療薬で1998年12月本邦ではじめて、エフピー®が、MAO-B阻害薬であるパーキンソン病治療薬として使用が認可された。抗うつ剤として合成されたが、その抗うつ効果は期待されたほどではなく、MAO-B阻害薬であるパーキンソン病治療薬として使われるようになった。セレギリンは体内で代謝されて、アンフェタミン、メタンフェタミンとなる。