うつの主要症状
- 抑うつ気分
- 興味・喜びの低下
- 食欲低下
- 不眠・過眠
- 意欲低下
- 罪責感
- 集中力低下
- 精神運動抑制
- 希死念慮
ですが、SSRI、SNRIなどの抗うつ薬を投与してもうつ病患者の30%は抗うつ薬に反応せず難治性・抵抗性です。しかし、それらの患者にドパミンアゴニストを投与するとうつ症状が改善した症例が国内や海外で報告されています。
ドーパミン(英: dopamine)とは
ドーパミン(英: dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、特に前頭前野において思考や創造性を担う最高中枢で大きな役割をしていると考えられますが、加齢に伴って機能低下が起こります。すなわち、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などをつかさどるドーパミンとうつ症状はドーパミンの減少と相関関係があることが考えられます。
ドーパミン治療:意欲・快の感情の向上:アンチエイジング
すなわち、人の体、特に脳の前頭前野において、20歳ころをピークにドーパミンが減少することから、ドーパミンを血液脳関門を通過する前駆物質として経口・内服薬として補うことで快感情、意欲を取り戻すことができます。
東京クリニック独自の刺激薬だけではないドーパミンを増やす治療
ドーパミンは意欲や快感情に大きく関与していることは明らかになっていますが、しかし、うつ病治療の実際の医療の現場においてはSSRIやSNRIの治療薬や非定型抗精神病薬などは用いられてきましたが、ドーパミンを増やす治療は行われてきませんでした。
東京クリニックでは中枢神経刺激薬を用いたドーパミン増加によるうつ症状改善だけではなく、ドーパミン投与によるうつ症状治療を従来のSSRI、SNRIの治療に加えることで難治性のうつ病が改善するなど効果を上げています。
患者さんの声
以前の感覚が戻ってきてかなり効果がありました。今後も続けていきたいです。ありがとうございます。
ドーパミン前駆物質L-dopa 他 パーキンソン病治療薬について
抗パーキンソン薬には、レボドパ、ドパミンアゴニスト、アマンタジン、抗コリン製剤、ドロキシドパ、セレギリン、エンタカボン、ゾニサミドなどがありますが、ドパミンアゴニストは麦角系と非麦角系に大きく分かれ、
麦角系;ブロモクリプチン(パーロデルなど)、ペルゴリド(ペルマックスなど)、カベルゴリン(カバサールなど)
非麦角系;タリペキソール(ドミン)、プラミペキソール(ビ・シフロール・ミラペックスLAなど)、ロピニロール(レキップ・レキップCR)、ロチゴニン(ニュープロパッチ)などがあります。
ドパミンアゴニスト薬剤の保険適応病名は以下のようになっています。
- レキップ錠0.25mg:パーキンソン病
- ビ・シフロール錠0.125mg:パーキンソン病、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
- ミラペックスLA錠0.375mg:パーキンソン病
- ドミン錠0.4:パーキンソン病
- ニュープロパッチ2.25mg、同4.5mg、同9mg、同13.5mg、同18mg。同2.25mg、同4.5mgはパーキンソン病、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)、同9mg、同13.5mg、同18mgはパーキンソン病
- カバサール錠0.25mg:パーキンソン病、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)、産褥性乳汁分泌抑制
- パーロデル錠2.5mg。末端肥大症、下垂体性巨人症、乳汁漏出症、産褥性乳汁分泌抑制、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)、パーキンソン症候群
- ペルマックス錠50μg:パーキンソン病
- アポカイン皮下注30mg:パーキンソン病におけるオフ症状の改善(レボドパ含有製剤の頻回投与及び他の抗パーキンソン病薬の増量等を行っても十分に効果が得られない場合