おはようございます、中枢神経系の薬について。

お問い合わせへの対応が遅れておりますが順次回答を行っております。予めご了承いただけますようお願い申し上げます。

Q 中枢神経系の薬(例えば睡眠導入剤)を飲んだらかっこ悪いのではないでしょうか?

A Central Nervous Systemを自分で調整することを恥ずかしいのではないかと臆する必要はありません。もちろん医師は偏見はありません。睡眠·覚醒リズムを整えることは社会生活を送るうえでしかたがありません。当然ながらプライバシーは守られていますので心配する必要はありません。

ラボナ錠50mgの基本情報

こんにちは、東京クリニックです。ラボナの基本情報になります。

ラボナの作用と効果

脳に働いて、眠りやすくしたり、不安や緊張を鎮めたりしています。通常、不眠症の治療、麻酔前投薬、不安緊張状態の鎮静、持続睡眠療法における睡眠調節に用いられます。

ラボナの用法・用量

不眠症:通常、成人は1回1~2錠(主成分として50~100mg)を就寝前に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
麻酔前投薬:通常、成人は手術前夜に2~4錠(主成分として100~200mg)、手術前1~2時間に2錠(主成分として100mg)を服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
不安緊張状態の鎮静:通常、成人は主成分として25~50mgを1日2~3回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。

マイスリー10mgのジェネリックとの差額は

こんにちは、東京クリニックです。ジェネリックを希望の患者さん用にマイスリー10mgの先発品とジェネリックとの差額を計算してみました。

ゾルピデム酒石酸塩錠10mgは各社から販売されていますが、例えばアルファベット順で先頭のあすか製薬のゾルピデム酒石酸塩錠10mg「AA」は(先発品がマイスリー錠10mgで薬価は)1錠17.90 円、先発品薬価54.60 円です。先発品とジェネリックで30錠あたりの金額を計算してみると、先発品のマイスリー10mgは1638円、ジェネリックのゾルピデム酒石酸塩錠10mg「AA」は537円になりました。差額は、1101円ですので3割負担だと約330円の差になります。

処方の際の計算方法(クリニックや薬局で処方の際は四捨五入等の計算方法が上記とは少し異なります)だと、一日一回就寝前に30日分の処方でマイスリー10mgは1500円、ジェネリックが600円となり、すなわち差の900円の3割の270円が窓口負担の差額になります。

なお、あすか製薬のマイスリーのジェネリックゾルピデム酒石酸塩錠10mg「AA」はどこで製造されているかというと、以下のリンクにある国内の工場で製造されているみたいです。またインドにも工場を作っているみたいですが、インドも医薬品製造業が盛んです。

http://www.aska-pharma.co.jp/company/work_seisan.html

マイスリーについて

こんにちは東京クリニックです。マイスリーは非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤で適応は不眠症(統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く)となっています。よく使われる眠剤です。用法・用量としては”ゾルピデム酒石酸塩として1回5〜10mgを就寝直前に経口投与する。なお、高齢者には1回5mgから投与を開始する。年齢、症状、疾患により適宜増減するが、1日10mgを超えないこととする”という決まりになっています。

妊婦・産婦の服用は相対禁止で、半減期が短く睡眠の導入に使えます。ハルシオン0.25mgの代わりという位置づけですが、ハルシオンのほうが良いという人もいます。どうしてもマイスリー10mg1錠だけで眠れないという人は他の睡眠薬と合わせて服用する人もいます。

睡眠がしっかりとれないと、翌日の頭の働きが悪くなったり、疲れが取れた気もしないので嫌ですよね。皆様ぐっすりと好きなだけ寝て気分の良い充実した日々をお過ごしください。