GLP-1受容体作動薬には、オゼンピック、ビクトーザ、バイエッタ、ビデュリオン、リキスミア、トルリシティがあります。SU剤やビグアナイド系、αグルコシダーゼ阻害薬、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬などを比較考慮してGLP-1と併用することもあり、年齢、BMI、その他すべての症状・検査結果を総合的に考慮して治療します。
オゼンピックはサクセンダよりも効果が大きく97㎏から91㎏に体重が減少していることがグラフから読み取れます(参考資料による)。
トルリシティ持続性GLP-1受容体作動薬(使用の注意)
トルリシティはイーライリリー・アンド・カンパニー(アメリカ)が発売している週1回タイプの自己皮下注射GLP-1受容体作動薬です。日本イーライリリーは神戸に本社を置き、サインバルタ、ジプレキサ、ストラテラなども販売しています。この製剤は2型糖尿病のみを効果・効能として承認されていますので、それ以外の目的での処方はできません。
GLP-1 Ozempic®オゼンピックとは何ですか?
Ozempic®(セマグルチド:オゼンピック)注射0.25㎎または0.5mg、1mgは、自分で注射する処方薬です。
Ozempic®(セマグルチド:オゼンピック)を1回注射するだけで、24時間、1週間効果が続きます。
肥満2型糖尿病と心血管イベントのリスクを軽減します。
GLP-1オゼンピックダイエット
食事療法、運動療法と併用して体重減少と合併症の予防を目指します。極端な食事制限や運動は長続きしないことからGLP-1オゼンピックを使って適正体重への減量と動脈硬化の予防を早期からすべきです。東京クリニックでは健康保険で下記のおくすりを処方し減量を開始することができます。
商品名 | 一般名 | 注射用法 | 保険適応の有無 |
サクセンダ | リラグルチド | 1日1回 | なし (肥満 海外) |
ビクトーザ | リラグルチド | 1日1回 | あり (2型糖尿病) |
バイエッタ | エキセナチド | 1日2回 | あり (2型糖尿病 SU剤併用) |
リキスミア | リキシセナチド | 1日1回 | あり (2型 糖尿病) |
トルリシティ | デュラグルチド | 週1回 | あり (2型糖尿病) |
オゼンピック | セマグルチド | 週1回 | あり (2型糖尿病) |
GLP-1ダイエット、SGLT2ダイエット 保険適応料金 (例 1330円)
オゼンピック0.25㎎は1キット1週間分が1550円です。日本では国民皆保険(かいほけん)制度があり初診2880円(再診730円)、オゼンピック0.25㎎1550円合計の3割である1330円の低い負担金額になります。見た目が太っているかどうかで判断するものではありません。
オゼンピックOzempic®金額
オゼンピック皮下注0.25mgSD 2本1,790円
オゼンピック皮下注 0.5mgSD 2本2,720円
オゼンピック皮下注 1.0mgSD 2本4,580円
内科・心療内科から進化したダイエット
ダイエットになるおくすり SGLT2阻害薬フォシーガ
欧米でもっとも一般的に処方されているのはメトホルミン
GLP-1受容体作動薬が血糖値を下げる仕組みはDPP-4阻害薬とほぼ同じで、単独では低血糖を起こしにくく、注射薬(皮下注射)で、1日1回投与や1週間1回投与の製剤等があります。胃内容物排出を遅くし、食欲中枢に働き食欲を抑える作用もあります。ビクトーザ(一般名=リラグルチド)、ビデュリオン、リキスミア、トルリシティ アテオス、オゼンピック等です。
SGLT2阻害薬のフォシーガは、血液中のブドウ糖を尿の中に多量に排出させることで血糖値を下げるのでダイエットに効果があるといわれています。
当院で取り扱いがありますので詳しいことはお問い合わせくださいね。
GLP-1
アメリカ他海外でのGLP-1による肥満治療と生存率理論
GLP-1による肥満治療はアメリカのFDAで認可されており、そのGLP-1治療は、生存率理論とフリーラジカル理論を根幹にするカロリー制限を行うもので、アンチエイジング理論に基づくものです。それはもっとも優れた現代医学の理論のひとつと考えられています。
また、GLP-1による肥満治療はEU28か国でも承認されている肥満治療法です。GLP-1ダイエットで使用されている薬剤はビクトーザ、サクセンダ、トリルシティ、オゼンピックです。GLP-1は欧米諸国などでは肥満の治療薬として認可されていますが、日本では2型糖尿病として認められています。GLP-1は血液脳関門を通過して満腹中枢に直接作用し、中枢を介して食事摂取量を減少させ、胃の蠕動運動抑制効果、消化管運動抑制効果もあるため、食物の胃内滞留時間が延長して、空腹を感じにくくなっているため誰でも簡単に肥満治療(ダイエット)が成功できます。
GLP-1(ビクトーザ、サクセンダ、トリルシティ、オゼンピック)治療の特徴
GLP-1による肥満治療は自然に食欲が落ちます。GLP-1の働きにより、空腹時に少量を食べただけで満腹感が得られるため摂取カロリーが減り自然に体重が落ちていき血糖値コントロールができます。
GLP-1による肥満治療はまったくストレスを感じません。食事を自分の意思で減らすダイエットはストレスを感じますが、GLP-1注射によるダイエットは自然に食欲が落ちますのでストレスを感じません。
アメリカ・ヨーロッパで承認済み
GLP-1注射は日本では糖尿病の治療薬として厚生労働省から承認されており、アメリカ・ヨーロッパでは肥満治療薬として承認されています。生存率理論とフリーラジカル理論の2つを根幹にするカロリー制限は長寿・アンチエイジング学の基礎となっています。
糖尿病・肥満症・ダイエット・メタボ
健康のためには血圧・脂質・体重を正常に保つことが重要です。
SGLT2阻害薬
尿に糖が出て、糖が失われるため、体重が減ります。
一般名 | 商品名 |
イプラグリフロジン | スーグラ |
ダバグリフロジン | フォシーガ |
ルセオグリフロジン | ルセフィ |
トホグリフロジン | アプルウェイ デベルザ |
カナグリフロジン | カナグル |
エンパグリフロジン | ジャディアンス |
GLP-1受容体作動
食欲を抑えて、体重を減らします。
1日1回注射タイプGLP-1受容体作動薬
一般名 | 商品名 |
リラグルチド | ビクトーザ |
エキセナチド | バイエッタ |
リキシセナチド | リキスミア |
週に1回注射タイプGLP-1受容体作動薬
一般名 | 商品名 |
エキセナチド | ビデュリオン |
デュラグルチド | トルリシティ |
セマグルチド | オゼンピック |
ビグアナイド薬
肝臓で糖が作られるのを抑え体重が減少します。
一般名 | 商品名 |
メトホルミン塩酸塩 | メトグルコ グリコラン |
ブホルミン塩酸塩 | ジベトス ジベトンS |