イフェクサー

イフェクサーは、憂鬱な気分を和らげるうつ病の治療薬で、セロトニンとノルアドレナリンに作用し他の受容体にはほとんど影響がありません。SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)と呼ばれる種類の抗うつ薬です。日本では2015年に発売されましたが、欧米では20年以上の実績がある抗うつ薬として、広く処方されている薬で従来の抗うつ薬にみられる不快感が少ないのが特徴です。イフェクサーは、SNRI製剤として「サインバルタ」「トレドミン」に次ぐ、日本で三番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤で意欲低下や気力低下で苦しむうつ病患者に処方されます。セロトニンとノルアドレナリンに作用する比率でみるとトレドミンがノルアドレナリン優位であるのに対して、イフェクサーはセロトニン寄りになっています。

ジプレキサ

ジプレキサは
統合失調症
双極性障害
に処方されます。ジプレキサは幻覚・妄想などの症状、ならびに強い不安感やイライラする症状を改善して、気分を安定させます。また、双極性障害における、抑えることのできない感情の高まりや行動などの躁症状や、憂うつな気分などのうつ症状を改善します。主な副作用として、傾眠、体重増加、不眠、アカシジア(じっとしている事ができない)、口渇、倦怠感、便秘などが報告されています。

困っていることの例

誹謗中傷で困っている人
カギをよくなくす人
中退した人
寝たり起きたり数時間寝てあとでまた寝る人
頭痛やめまいがする人
毎日楽しくない人
人間関係がよそよそしい人
急に眠くなる人 
すでに治療中の人
リストカットする人
いろいろな人がいます。
すべて薬で治るとは限りませんが治療の見直しや検査が必要な人
精神疾患やその前触れのことがあります。

ポストパンデミックの社会において

新型コロナウイルスの影響で企業や個人事業主の売り上げが落ち込んでいて、ポストパンデミックの社会で幸せに生きていく困難さはますます増加しているようです。昭和や平成の時代のように会社帰りにコンビニでお酒やタバコを買って帰り幸せなひと時を過ごすという日常はとっくの昔に過ぎ去っていると考えたほうが良いかもしれません。

ではどうすればよいのかというと、お酒の代わりに安定剤、タバコの代わりに抗うつ薬を必要に応じてとるのが良いというのが薬理作用から見た私の考えです。全員がそうしたほうが良いとまでは言いいませんが、ヘビードリンカー、ヘビースモーカー、軽症うつ病、うつ状態の人、すなわち10人に1人程度はその必要があるんじゃないかと思います。

リラックスするためにお酒、一服するためにタバコというのは、アルコールとニコチンを欲しているということになりますが、アルコールとニコチンは依存性が高く、作用時間は短いは、効果も酔っ払うのと煙くて旨いというくらいであって、決して令和の時代に即しているとはいえません。それに引き替えて、安定剤と抗うつ薬が家にあるというのは机の上にタバコ、冷蔵庫にビールが入っているというよりはましな状態なのです。効果と作用時間の観点からもタバコとアルコールよりは安全ですしね。

新型コロナの影響で医療だけ頑張っているのではなく世界中の政治経済も消費税を減税したほうが良いのではないかとか、金融緩和、MMT、トリクルダウン、アベノミクス、ピケティ理論など入り混じって議論されていて、ドイツでは減税が行われたり、日本では特別定額給付金が支払われたりと社会は経済を安定させようと頑張っているわけですが、一億総中流の日本社会は終わり格差社会はしばらく続く見込みです。

SNSにより多少の声は政治に届くことはあっても基本的に社会への不平不満は言ってもしょうがありませんので基本的には自分自身をしっかりもち、ストレスに適切に対処しながら自分の人生設計をしっかりするというのが基本的なスタンスになります。当院は新宿の区役所前にあり古い医学の教科書だけにとらわれずに対処していますのでお気軽にご来院ください。

例えばこんな人も

何年もだらしない生活を送っている、やらなきゃいけないのがわかっているけどほったらかし、就職活動をしないといけないけど、彼氏彼女もいないしスマホばかりしているなど病気か病気じゃないのかわからなくても大丈夫。検査のうえで具体的にそれらを改善できます。

仕事があるのに眠れない、やる気が出ない、死んでしまうしか方法がない、ストレスが多い、疲れやすい、ビジネス、人間関係、恋愛、経済的困窮などに具体的に改善させる治療を行っています。

薬の処方ありもなしも選べます。保険診療の心療内科・精神科。