ポストパンデミックの社会において

新型コロナウイルスの影響で企業や個人事業主の売り上げが落ち込んでいて、ポストパンデミックの社会で幸せに生きていく困難さはますます増加しているようです。昭和や平成の時代のように会社帰りにコンビニでお酒やタバコを買って帰り幸せなひと時を過ごすという日常はとっくの昔に過ぎ去っていると考えたほうが良いかもしれません。

ではどうすればよいのかというと、お酒の代わりに安定剤、タバコの代わりに抗うつ薬を必要に応じてとるのが良いというのが薬理作用から見た私の考えです。全員がそうしたほうが良いとまでは言いいませんが、ヘビードリンカー、ヘビースモーカー、軽症うつ病、うつ状態の人、すなわち10人に1人程度はその必要があるんじゃないかと思います。

リラックスするためにお酒、一服するためにタバコというのは、アルコールとニコチンを欲しているということになりますが、アルコールとニコチンは依存性が高く、作用時間は短いは、効果も酔っ払うのと煙くて旨いというくらいであって、決して令和の時代に即しているとはいえません。それに引き替えて、安定剤と抗うつ薬が家にあるというのは机の上にタバコ、冷蔵庫にビールが入っているというよりはましな状態なのです。効果と作用時間の観点からもタバコとアルコールよりは安全ですしね。

新型コロナの影響で医療だけ頑張っているのではなく世界中の政治経済も消費税を減税したほうが良いのではないかとか、金融緩和、MMT、トリクルダウン、アベノミクス、ピケティ理論など入り混じって議論されていて、ドイツでは減税が行われたり、日本では特別定額給付金が支払われたりと社会は経済を安定させようと頑張っているわけですが、一億総中流の日本社会は終わり格差社会はしばらく続く見込みです。

SNSにより多少の声は政治に届くことはあっても基本的に社会への不平不満は言ってもしょうがありませんので基本的には自分自身をしっかりもち、ストレスに適切に対処しながら自分の人生設計をしっかりするというのが基本的なスタンスになります。当院は新宿の区役所前にあり古い医学の教科書だけにとらわれずに対処していますのでお気軽にご来院ください。