野菜・果物の摂取不足について

現在の日本における食事の話が主ですが、野菜・果物の摂取不足について🥬🥕🍅🌽🥦🧄🧅🥒🍆

栄養素の不足と過剰摂取の実態

東京大学が2023年に実施した全国規模の調査（対象者数4,450人）によれば、多くの日本人が特定の栄養素を不足または過剰に摂取していることが判明しました。

カルシウム：すべての性・年齢層で29～88％の人が推定平均必要量を下回っている。🧀乳製品（吸収率が高く、効率的）🐟「魚の骨」はカルシウム豊富！乾物の煮干しはトップクラスです。🌱 大豆製品。植物性ながら意外にカルシウム豊富。特に「にがり」から作る木綿豆腐がよいです。

鉄：12～64歳の女性で79～95％が不足している。

タンパク質・食物繊維・カリウム：目標量の下限値を下回っている人が一定の割合で存在。

総脂肪・飽和脂肪酸：すべての性・年齢層の20％以上で目標量の上限値を超えている。

ナトリウム（食塩）：88％以上の人が目標量の上限値を超えている。

特に、若年層や若年成人において栄養素の不適切な摂取が顕著であり、超加工食品の摂取量が多い人ほど食事の質が低い傾向が見られます。

食生活の変化と健康への影響 日本の伝統的な食事（和食）は、栄養バランスが良く、長寿や健康に寄与しているとされています。しかし、近年では食生活の欧米化が進み、赤肉の過剰摂取や野菜・果物の摂取不足が指摘されています。

例えば、2019年の国民健康・栄養調査では、成人の平均野菜摂取量が275gであり、目標値の350gを下回っています。また、果物の摂取量が1日100g未満の人が63.3％に上ることも報告されています。

野菜ジュースを飲むのは、野菜を食べる機会が少ない人にとっては健康上のメリットが大きいですが、野菜そのものを食べることを減らしてしまうとデメリットが上回る可能性があります。適切に取り入れればメリットが勝りますが、野菜を食べる習慣を優先することが大切です。🥬🥕🍅🌽🥦🧄🧅🥒🍆