医師

管理者　伊沢　純

経歴

品川美容外科、コムロ美容外科、東京上野クリニック、ABCクリニック、東京クリニック

私は精神科医として、患者さん一人ひとりの心の状態を丁寧に観察し、生活背景や価値観を尊重しながら診療を行うことを大切にしています。心の不調は人それぞれ原因も症状も異なり、外から見ただけでは分からないことが多くあります。そのため、診察においては時間をかけてお話を伺い、患者さん自身が気づいていない心のサインに目を向けることを意識しています。焦らず、急がず、しかし確実に改善に向かう道筋を共に探ることが、私の診療方針の根底にあります。

治療にあたっては、薬物療法だけに頼らず、心理社会的な支援や生活習慣の改善など、多角的なアプローチを組み合わせています。症状を抑えることだけが目標ではなく、患者さんが日常生活で自分らしく過ごせるようになることを最優先に考えています。そのため、薬の使用も慎重に行い、必要最小限での処方を心がけています。副作用や生活への影響を考慮し、患者さんと相談しながら治療計画を立てることが重要だと考えています。医療においては、診断や薬の選択が患者さんの回復に大きな影響を与えるため、経験と知識を最大限に活かし、慎重かつ丁寧な診療を心がけています。あらたな発見や治療の可能性に気づくこともあるかもしれません。

私は精神科医として、また医療者として、患者さんとの信頼関係を何よりも重視しています。どんな小さな不安や疑問でも相談しやすい環境を作ることが、治療の成果につながると考えています。そのため、クリニック内は静かで落ち着いた雰囲気を意識し、プライバシーに配慮した空間設計を心がけています。患者さんが安心して自分の心の状態を話せる環境を提供することは、精神科診療において欠かせない要素です。

私自身の経歴としては、品川美容外科、コムロ美容外科、東京上野クリニック、ABCクリニック、東京クリニックなど、多様な医療現場での経験があります。これまでにさまざまな症例に携わる中で、患者さんの自己理解を深め、生活の質を向上させる支援こそが最も価値のある治療であることを学びました。新しい薬や治療法は日々生まれますが、臨床医として私にできるのは、「どの薬を、どのタイミングで、どの方に使うべきか」を見極めることです。この判断が患者さんの回復に直結すると考えています。

精神科の治療は一朝一夕で結果が出るものではありません。しかし、少しずつ心の安定を取り戻し、日常生活に自信を持って臨めるようになる過程は、患者さんにとって大きな力になります。私はそのプロセスを共に歩むパートナーとして、丁寧に、誠実に、そして着実にサポートしていきます。

東京クリニックでは、症状の重さや背景に関わらず、すべての患者さんが安心して受診できる場所であることを目指しています。心の不調を抱えている方、生活の中で困難を感じている方が、まずは気軽に相談できる窓口として、私たちは日々診療に取り組んでいます。みなさまが「相談してみよう」と思える場所でありたいと考えていますので、どうぞ安心してご来院ください。