一般的なパーソナライズド広告の仕組み(簡単な説明)
IT企業は、広告の精度を上げるために、広告主・広告代理店・ソーシャルメディア・検索エンジンなどの第三者と連携しています。
個人が特定される情報(氏名やメールアドレス)を第三者とは共有しません。
第三者は、あなたの興味や地域に応じた広告を推測して表示することがあります(例:クラシック音楽が好きな人向けなど)。
一部の第三者からは、仮名化された情報(誰かはわからないけれど、どういう傾向の人かはわかる)を受け取り、それを広告に活用しています。
広告をあなたの端末に表示する際、IPアドレスなどの情報が第三者に渡ることがあります。
企業や第三者は、Cookieや広告技術を使って、広告の効果測定や最適化を行っています。
例えばアマゾンのクッキーがフェイスブックにわたったりするの?
基本的に、Amazonが直接その「クッキー情報」をFacebookに渡すことはありません。
でも、仕組みとしては「間接的に共有される可能性がある」というのが現実です。少し詳しく説明しますね。
🍪 クッキーの仕組みと「第三者クッキー」
Webサイトを見ると、そのサイトや他の会社(=第三者)のクッキーがブラウザに保存されます。
Facebook(やInstagram)は、「Facebookピクセル」という仕組みを通じて、あなたの行動データを取得することができます。
もしAmazonのページにFacebookのピクセルなどが埋め込まれていた場合、Amazonの中で何を見たかをFacebookが知ることが可能になります(逆もあり)。
📦 AmazonとFacebookの関係
Amazonが公式に「Facebookにクッキー情報を渡している」とは言っていません。
でも、あなたがAmazonで何かを見てから、Facebookに移動して似たような広告が出る…という現象はありますよね?
これは、あなたのブラウザに保存されたクッキーやピクセルをFacebookが読み取っているから。
つまり、Amazonが渡すというよりも、Facebookが「読み取る」かたちでデータを得ている可能性があります。
🛡️ まとめ:こう理解するといいかも
AmazonとFacebookはお互いに「データそのものを渡す」わけではないけれど、あなたのブラウザにある情報を通じて、間接的に行動が把握されている。
もしプライバシーを守りたいなら、以下の方法が有効です:
ブラウザの設定でサードパーティ(第三者)クッキーをブロックする
広告トラッキングを制限するアプリやブラウザ拡張を使う
ブラウザをプライベートモードで使うなど
ヤフーのトップに表示されるニュースは全員同じ?それとも違う?
ヤフーのトップページに表示されるニュースは、基本的な構成は共通していますが、ユーザーごとに多少異なる部分もあります。
共通部分
- 大きなトップニュース(政治・経済・災害など)は、ほとんどの人に共通して表示されます。
- 社会的に重要な出来事や話題性の高い記事は、パーソナライズとは関係なく出る傾向があります。
違う部分(パーソナライズ)
- ユーザーの閲覧履歴や興味・関心に基づいて、「おすすめ」欄やニュースの順番がカスタマイズされることがあります。
- Yahoo! JAPANにログインしている場合、そのアカウントの検索履歴やニュース閲覧履歴を使って、興味を持ちそうな記事を優先的に表示する仕組みが入っています。
- 地域によってローカルニュースの表示内容も異なることがあります(例:東京在住なら東京の話題が出やすい)。
試してみる方法
- ログアウト状態で見る vs ログイン状態で見る:内容の違いを比べられます。
- シークレットモードで開くと、より「初期状態」に近い表示が確認できます。