うつ病治療でオメガ3脂肪酸摂取を推奨

こんにちは東京クリニックです。オメガ 3 系脂肪酸とは、青魚に多く含まれるイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)、エゴマ油などに多く含まれるαリノレン酸などの総称です。オメガ3系脂肪酸を食事またはサプリメント、医薬品から摂ることで、DHAとEPAを体内に摂り入れることができ、エネルギーをスムーズに燃焼させ、記憶力アップも期待できます。

脳を構成する細胞の脂質膜にはDHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸が多く含まれており、マウス実験では、オメガ3系脂肪酸であるDHAとEPAが不足すると、ムダな動きが多く、集中力がなく、学習能力が低くなるという結果が出ています。東京クリニックでは厚生労働省に認可されたオメガ3系脂肪酸カプセルの処方も可能です。医薬品なので最高品質で、うつ状態、うつ病治療にも有益です。その他心疾患、糖尿病や高脂血症治療にも役立ちます。

ケース■男性のうつ病

 不動産会社を経営されている40代の男性。気分が晴れず、やる気がでなく困ってクリニックを受診されました。会社の経営そのものは順調でトラブルはないそうですが2ヵ月位前から何もする気力がなくなり、以前は週末に楽しんでいた家族とのドライブや趣味の釣り、キャンプなど全く興味がなくなり、休日も浅い眠りで起きる気力もなく食欲も低下していました。奥さんにも相談され当院で処方したパキシルを服用してからは億劫になっていた仕事も以前どおりはかどるようになり業務連絡もスムーズにこなせるようになったとのことです。
 お子さんが2人いて、私立の進学校の費用や居住費・生活費なども必要で月に100万円前後の支出はあるそうですが子供が大学を卒業するまで仕事を頑張りたいそうです。もうしばらくお薬は継続して、その後、再度検査をして異常がなければ治療は終了になります。

 

知っていますか?

うつ病の特徴は、気分が憂うつだけではありません。常に気分が沈みがちになることだけではなく、自分には価値がないと感じたり、罪悪感を抱いたり、日常の楽しいことに興味がなくなったり、睡眠障害(寝つきが悪かったり、途中で起きたり、早く起きる人もいます)に陥ったり、体重が増えたり減ったりすることもあります。