LinuxTips

ある日の午後、診療所の片隅に設置されたサーバー。医療事務のAさんは、ちょっとした好奇心から黒い画面(シェル)を開いてみた。
「これが噂の“コマンドライン”か…。ちょっとだけ、触ってみてもいいよね?」

とりあえず、ネットで見た通りに入力してみる。

bash

echo “こんにちは
ポチッ。

しかし次の瞬間、画面にはこう表示された。

bash

>

Aさん(心の声):「……えっ?」

じっと画面を見る。何かが足りない気がする。でもそれが何かわからない。とにかく、さっきの > が消えない。どんどん焦る。

Aさん:「えっ、えっ、もしかしてこれ…止まっちゃった?固まった? 壊れた!?いや、これ診療所の心臓部だよね!?わ、私やっちゃった!?!?」

パニックに陥ったAさんは、なぜか「F12」キーを連打し始める。意味はないが、とにかく何か押したい。そして、次に取った行動は…電源ケーブルを見つめる。

Aさん(震え声):「…このコード、引っこ抜いたらリセットされるかな…?」

その時、後ろからベテランの事務員Bさんがひょっこり顔を出す。

Bさん:「あーそれね、ダブルクォーテーション閉じてないだけだから。” をもう一個打ってEnter押してみ。」

Aさん:「えっ…(ポチ)」

bash

こんにちは
画面は何事もなかったかのように普通に戻った。

Aさん:「…あ、あれ? 直った?」

Bさん(にやり):「サーバー様はそんなヤワじゃないよ。」

こうして、サーバーに“致命的な被害”を与えかけた(と本人が信じていた)大事件は、そっと終息したのであった。

東京クリニック

前の記事