ケース■男性のうつ病

 不動産会社を経営されている40代の男性。気分が晴れず、やる気がでなく困ってクリニックを受診されました。会社の経営そのものは順調でトラブルはないそうですが2ヵ月位前から何もする気力がなくなり、以前は週末に楽しんでいた家族とのドライブや趣味の釣り、キャンプなど全く興味がなくなり、休日も浅い眠りで起きる気力もなく食欲も低下していました。奥さんにも相談され当院で処方したパキシルを服用してからは億劫になっていた仕事も以前どおりはかどるようになり業務連絡もスムーズにこなせるようになったとのことです。
 お子さんが2人いて、私立の進学校の費用や居住費・生活費なども必要で月に100万円前後の支出はあるそうですが子供が大学を卒業するまで仕事を頑張りたいそうです。もうしばらくお薬は継続して、その後、再度検査をして異常がなければ治療は終了になります。