抗酸化作用・解毒作用のあるタチオン (グルタチオン)

タチオンは体内の酸化還元系にはたらき、解毒作用を示します。グルタチオンは自らのチオール基を用いて過酸化物や活性酸素種を還元して消去する。また、もうひとつの主要な生理機能は、様々な毒物・薬物・伝達物質等を細胞外に排出する。グルタチオンは毒物をシステイン残基のチオール基に結合させ(グルタチオン抱合)、自ら細胞外に排出されることで、細胞を解毒する。

効能又は効果


薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)、金属中毒、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群

用法及び用量


還元型グルタチオンとして、通常成人1回50〜100mgを1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

薬効薬理

  1. 薬理作用
    グルタチオンは、ラットのメチル水銀中毒、ヒトの鉛中毒、ヒトの有機燐剤中毒、マウス及びラットの亜硫酸ガス中毒を改善する。
  2. 作用機序
    グルタチオンの生物学的な活性は、作用機構の面からSH基の酸化還元反応が関与する反応と、酸化還元反応とは無関係に関与する反応とに大別され、後者は、助酵素的な役割を果たす反応、メルカプツール酸の生成及びその他の解毒機構への関与、SH酵素又はその他の細胞成分の保護あるいは活性化、細胞分裂・細胞の増殖等における何らかの役割を果たすとされている。
タチオン,グルタチオン,